秋は深まる。
残念ながら、トルコ入国後すぐに顕れるはずのアララトの雄姿は雲に阻まれ、よく見れなかった。
木々が色づく中、キャンプ。
朝起きたら、手元の温度計はマイナス2度の表示。テントの表面には霜が噴き、朝陽に煌めく。
秋が収穫の季節なのは、どこでも同じ。
とにかくデカいキャベツと、じゃがいもの山。
あぁ、じゃがバターでも食べたい、と思いながら東部アナトリア高原の中心都市エルズルムへ。
標高は、1853m。40万の人口規模にして、トルコで最も高地にある町である。
左:トルコのパン、エキメッキ。フランスパンの比にならぬほど美味しい、とはドイツ人サイクリストの声。
中:エルズルムは、水源の豊富な街。街じゅうに蛇口があふれ、今も人々が水を汲みに来る。冷たくて、おいしい。
右:伝統的家屋。石と、土とで作られた、黒い家。まだ至るところに残っている。
エルズルム・トルコ(Erzurum, Turkey)
総走行距離 12303キロ