アウトドアグッズ(Ⅰ)テント

宿に入ることなしにツーリングをするなら、夏の一時期に虫に纏わりつかれることを覚悟する場合を除いてテント、シュラフ、マットの3点セットは必須である。
長期のツーリングとなると、シュラフの性能を維持するためにシュラフシーツとシュラフカバーも必要になってくるが。

今回はテントに関するレビューをしようと思う。


自転車ツーリングにおけるテントの性能で、重視すべき点は「軽量」「コンパクト」という2点である。それ以前の問題として防水性能は言うまでもないが。テントの設営が楽であればいうことはない。広さは単独ツーリングであっても荷物を考えて1〜2人用程度は欲しいところだ。

アライテント エアライズ1 スカンジウム仕様 (SPフライ)グリーン 1人用 301101

アライテント エアライズ1 スカンジウム仕様 (SPフライ)グリーン 1人用 301101

アライテントの軽量モデル、エアライズの二人用モデル。
重量はペグなどを含めても1.75kg。収納時は二つに分かれるが、本体30×15φcm、フレーム38cmとかなり小さめ。
[rakuten:naturum:10652314:detail]
シアトル発のメーカー、カスケードデザイン社のブランド「MSR」の軽量モデル。
これも1.7kgと軽量。収納サイズはΦ17×51cm。



日本の誇るアウトドアメーカー、モンベルのモデルからは3つほど。

簡単設営モデル。月明かりの下でも楽にに設置できるという意味らしい。
2.8kgと重めだが、収納時にはΦ16×48cmと小さくなる。
[rakuten:j-aqua:10000589:detail]
フライ不要モデル。少々の雨なら平気だが、ツーリング時を考えると不安は残る。フライがない分1.77kgと軽量だ。
[rakuten:yoshikip2:642425:detail]
一般的なドーム型。フライ込みで2.06kg。
上の二つの収納サイズは、本体Φ15×32cmと別にポールバッグΦ6×44cm。


こんなイロモノもある。

TOPEAK(トピーク) バイキャンパー ACZ126/TBP001

TOPEAK(トピーク) バイキャンパー ACZ126/TBP001

なんと自転車本体をフレームの一部としてしまう。
自転車は盗まれる確立はまず皆無であろう。
しかも1.63kgとポールがない分軽い。収納時もΦ14×26cmとかなりの小型。
しかし使っている人を見たことも聞いたこともないのは、設営時に必ずペグを打たねばならぬ煩雑さゆえか。



僕が使っているのは、ドイツのメーカーVAUDEのhogan ultralight。
http://www.vaude.de/hps/client/vaude/public/hxfront/index.hbs
二人用で、1.7kg。収納サイズはΦ15×56cmとやや大きめか。
耐水性に優れるのが特徴で、フライシートは3000PU、ボトムは10000PUとかなり優れている。モンベルなどのモデルが2000PUであるから、軽量と耐水性を両立させたのはさすがモノづくりの国である。
実際に使用した感想としては、雨の中キャリアに積んでかなり撥ね上げを受けたにもかかわらず、テント本体はまったく濡れていなかったことに驚いた。
ただ、今現在ネットで探した限りでは、通販ではもう入手できないのだろうか。購入時24800円。コストパフォーマンスはかなりよいと思う。
キャリアバッグ等も出しているようなので、ぜひとも日本に輸入されて欲しいメーカーの一つである。


もちろん、このほかにもテントはいろいろなものがある。軽量でコンパクトなものをどんどん探してみるとよいだろう。個人的には2kgは切りたい。


僕自身もツーリングを始めた頃はドンキホーテで4000円程度で買ったテントを使用していた。国内であれば、安い機材を使っても最入手は容易なのでそれほどこだわる必要はないのかもしれない。