久しぶりの「文化」。

レーゲンスブルグからミュンヘン近くまでは、ドイツホップ街道を。

そして30キロほど手前からは、ミュンヘンの中心まで遡れる川沿いのサイクリングパスでらくらくアクセス。

ミュンヘンは、ドイツ第三の大きな都市。
130万人が住むこの町は、僕にとってイスタンブール以来の100万都市。
まずは中心部を散策。
   

 
中心部に特設のスケートリンクも。だって昼間でも氷点下だから。

そしてドイツ屈指の絵画のコレクションを誇る、ピナコテークへ。
まずは、アルテ(旧)ピナコテーク。主に18世紀以前の絵画を集める。
目玉は、デューラー『四人の使徒』。他にも、ボッティチェリダ・ヴィンチが少々。
     
ブリューゲルは充実していた。『怠け者の天国』。

そして個人的な好み。
スルバラン(スペイン)の『アッシジのフランチェスコ』。

ボス(オランダ)の『産後の審判からの一部』


夜はオペラを鑑賞。立ち見だけど、チケットは10ユーロ。
生の『カルメン』が10ユーロだなんて!
会場の国立劇場
 
おなじみのカルメンのテーマで始まり、一人興奮冷めやらぬままあっという間の3時間だった。
5階席で端のほうだったため、舞台の半分くらいが見れなくて残念だったけど。

そしてミュンヘン一の老舗ビアホール、ホーフブロイハウスへ。
ビールの単位はリットルで。基本のジョッキが1Lなのだから。

さて、翌日も気を取り直してノイエ(新)ピナコテークへ。
日曜ということで、入場料はいつもの半額。学割3.5ユーロ。
こちらの目玉はゴッホ『ひまわり』。
そしてルノワール、モネ、マネ、ゴヤドガと巨匠ばかり。『ひまわり』の横におかれた彫刻が、ロダンだったりする。他にも、ゴーギャンセザンヌ、さかのぼってクールベ(『駆ける馬』ほか)なども。


下左:マネが、親友モネを描いた作品。下右:モネが、自宅周辺と愛用の小船を描いた作品。つまり、マネが書いてくれた小船。


僕の好きなターナーは、ドラクロワと並んで置かれていた。ドラクロワ『オリンドとソフロニアを救出するクロリンダ』 J.M.W.ターナー『東の果て』

さて、ひさしぶりに「文化」を吸収したところで、いよいよアルプスへと挑む。まずは、ドイツで一番標高の高い町、フュッセンへ。
テントも新調できたし、準備は万端のはず!

ミュンヘン・ドイツ(Muenhen,Deutschland)
総走行距離 16165キロ