新年。

クリスマスをお世話になった、レンカ宅。
チェコのクリスマスでは、鯉を食べる。

クリスマスイブの一日、肉を食べなければ、夜には金色の豚が見えるらしい。

クリスマスツリーの飾りつけ。

藁でつくった天使や、型抜きのクッキーでかざりつけ。
目に優しいクリスマスツリー。
そして、たくさんのプレゼント。

毎年、最年少の人がプレゼント配りを担当することになっているらしく、僕が担当することになった。
受け取ったら、
「ありがとう、イェージシカ(あかちゃんキリスト)」
と言う慣わし。
クリスマスという習慣を、しっかりと理解することができた。


出発するときは、たくさんのお弁当を持たせてくれた。
たくさんお世話になって、感謝の気持ちでいっぱいだ。
ありがとう、レンカ&レンカファミリー!


さて、ひさしぶりの走行。いつの間にか、昼間でも氷点下。
世界遺産の街、クトナー・ホラーで一泊する。聖バルバラ大聖堂が有名。

そして道沿いには、アイススケートを楽しむ子供たちも。

チェコは、アイスホッケーの強豪国。長野五輪の男子優勝国だ。

プラハにはもう一度来る気はなかったのだが、装備のトラブルで緊急避難となった。新年に田舎にいると、宿泊施設がすべて休暇ともなりかねないから。
新年はさすがに日本が恋しくなり、日本食レストランで年越しそばをたべる。

そこで会ったフランス留学中という二人の日本人学生のうち一人が、帰国時に自転車で帰ると宣言してくれた。自転車旅行の裾野が広がるのは、素直にうれしい。

そして、プラハでのカウントダウン。
特にカウントダウンという雰囲気でもなく、ヴァーツラフ広場はとにかく大騒ぎ。

消防車が出動しても、知らん顔で騒ぎ続ける。

毎年負傷者がでるという、プラハの新年。あまり近寄りすぎると、身の危険を感じる。
火薬の量が日本より多いのだろう。18歳未満は購入できないという。

一年で一番騒がしいサタデーナイト・フィーバーの様相を呈したまま、夜は更けていった。

プラハチェコ共和国(Praha, Czech Republic)
総走行距離 15763キロ