ヨーロッパへ近づく。

アクタウの街に別れを告げ、油井の浮かぶカスピ海を渡った。

石油バブルに沸くバクーの街は、今までの街と雰囲気が一気に変わった。

城壁に囲まれた旧市街を中心に、20世紀初頭の欧風建築群、そして郊外には建設中の高層マンションが建ち並ぶ。

そして近郊には、いまだに天然ガスが吹き出て燃えている場所もあった。


もうすぐ10月。ラマダーン明けも目前。
これからコーカサス山脈アナトリア高原と越えなければならない。
寒さ対策をしっかりして、出発しよう。

バクー・アゼルバイジャン(Baku, Azerbaijan)

総走行距離 10948キロ